ケッパーケイパーチリペッパー

なんかとなんかをつなげて幸せ

1物語 ろうそくを1本立てて1話怖い話をして消すとなんだか焦げ臭い 幽霊は焦げ臭いとよく出るそうだが もしかして・・・

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怪談によくある話

小松左京あたりが書くであろう妖怪の話である
水木しげるの書くような身の回りで起こった実体験を
綴ったような妖怪ではなく、ただ”そこにいるらしい妖怪”


誰かになにかあったそうだ

婆さんがいると言っていた

この地方には"いる"らしい

狐ではなく玉藻の前
口裂け女ではなく八尺様

居ないのに居る
いないと確信しているのに存在感のあるなにか

突然自分の家の風習が普通ではないと知らされたような
そんな気分に陥る怪談話である






普通の怪談が日常に潜む怪異なのだとしたら
こちらは特別な日に潜む怪異だろう


そんな怪異とか妖怪とか
まるでかわいい生き物のようであって
ようは今こうしている間にも
彼らには彼らの日常があり 便りがないのが良い便り
元気にしているというわけである

家に放し飼いになっている犬然り
掃除をしたまま帰ってこないルンバ然り

そこになにかが居ることを知っていて
私の知らないことをしているという想像は心地がよいもので

ああいう妖怪も結局のところ
思考の死角を突いていることを知らせてさえ来なければ
ある意味一種の生命体のようなものであるわけである

つまり、話ベースの生き物だ

木製鉄製 有機生物 ケイ素生物
プログラミングされた生き物を作ることが許されているのだから
おなじ文字ベースの伝言ゲーム式生物が認められてもいいではないか

A friend of friend (友達の友達から聞いた)

という理屈自体は存在していて
その生物の名前と生体までしっかりと決まっている

そりゃあ生物の定義として
なんか食べて生殖して増えなきゃいけないのはわかっているが

その部分が存在していないだけの生物だっているだろう
いないものだろうか
 
じゃまだ発見されてないのだ

噂が生殖行動とは言えない?


子供が寝ないから赤マントを
子供が寝たくないからクローゼットモンスターを

大人が子供に聞かれた夜のプロレスの事で
人間爆弾コウノトリなんて妖怪を作る


魔女裁判なんていうくらい爪痕はたしかにまだあるのだろうけれどさ
妖怪が生物として認められればいろんなものがスマートに説明できる

妖怪を手軽に作るtoolkitとしてtwitter推薦するよ? どう?