ケッパーケイパーチリペッパー

なんかとなんかをつなげて幸せ

機械が話せる相手になったとしたら少子化が進むのかなぁ

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

音声認識というものにロマンを感じたことはないだろうか

感じた奴は映画を見たことがある
確実に映画を見たことがある


どうだあてたぞすごいだろう

最近私は迷走中なのかもしれない

ガンダムだろうがHALだろうがナイトライダーだろうが
研究者かその立場に近い超人どもは
なんでか知らないけれど機械と音声で喋りたがる


もちろん僕だって機械と言葉でしゃべりたい
別に人間でもいんだけど
なんというか人間は聞いてないことが多すぎるからだ


人間のタイプと音声による口述筆記では

文章がどうしてか見た目変わってしまうようである


たとえば文豪などが死の床にふせっている時分
妻たる役目は夫の言葉を原稿用紙に擦ることなんて
昔は言っていたものだろうが

正直私が妻になってやりたいくらいだから
口述筆記専用の機械なんてものは人間以上に優遇されているなんて
そんな考え方もできるだろう


だが実際の機械諸君は主人の気も知らないで
いろいろな変換ミスをやらかしてくれる
人間だけじゃない
機械も人の話聞いてないんじゃないだろうか


僕は人間嫌いなところがあるようだから
主に、その、話を聞いてくれないなんていうひどく子供じみた理由で

ということは機械といえど人の話を聞いてくれなきゃ嫌いになるわけだ

僕はナルキッソスまっしぐらだろう


口述と筆記の違いなんてものは
結局頭の中身ですべてが決まる
座って話すか立って話すか笑いながら話したり泣きながらしゃべるかだ

泣いてたら笑ってたりすると
「え?もう一回言ってくれる?」なんて相手は聞きやがる

だから少しだけまた笑いながらも布団がふっとんだだよというと
「え?」と笑いながらまた言い出す

てめえわかってないのに笑うとはなんだかイライラくるんだよ

いつのまにか文章を書くのを忘れてしまっている

口述はそういう事態が文章の整合を失わせるのだ



さてかくいうこの文も口述筆記である
どらごんすぴいちというソフトを無駄に高いソフトを
利用して話した言葉を売ってもらっている

鬱旅に素晴らしく誤変換を起こしてくれる

正直初めは治していたがもうここまでくれば大笑いしながら妬けを起こしてもいいだろう

好きに変換してくれ
君はこの変換がいいと思ったんだろう?
ああいいだろう
そうだそうだ すごく面白い変換だぞ

なんというか個性的だ


僕もそれぐらいの果て無い発想を持たなきゃいけないなあ


パソコンとの対話は時に動物との対話に似ているところがある
吠えている犬を何とかして
やめさせようと静かに言っても
全く吠え止まないから大声を出す

ああいうときは怒っているというより申し訳なさが
先に立っているものではあるが
パソコンの場合には違う

もはや大量の犬を一瞬の動作で吠え止ませているような気分であるから
作業も作業 機械的

大声を1日中?いやパソコンを触っている間中出しっぱなし
もうつらいかと思って喋ってみると
声が全く枯れていないなんていうある意味煉獄にいる気分である

まだ賽の河原で石を積んでいた方が
子供向っぽくて楽そうだ


パソコンの文章を口でなく指で打っているときにも同じことがあるわけで
すなわち文章を見ながら打っていると段落わけが
どうしてもうまくいっていないような気がしてきて
少し戻って文章書き換えて

ああ少し整ったから次に行こう
そしてまた書くとまたなんだかすわりが悪い文章に見えてくる


また先に進む前に少し戻ってなんらか治して
いつのまにか何を書いていてどこに向かうつもりだったのか忘れて
いる自分と向き合う羽目になってくる


それでも心の中ではなんでか自分は文章を描き終わらせることができる
とてつもない頭を持っているのだという気が収まっていないわけで

終わらせる感覚だけで文を書く
そのころになってくると段落わけを考える余裕もなくなってきた
まるで雪中行軍のようなもので
寒いけど寒くないけど寒い
そういえば寒いことを忘れていたけど寒い

という思考のループなかばパニックの状態である

何を治すべきなのかを考える時には
文章の語彙を探ってたとえ話をなんとかしようって時に
真っ先に段落の書割が悪いのだなんていう考えからはじまるもんだから
はじめからあっちもこっちもなにも立ってない

今日の天気は晴れです

こうきたもんだ
書いてる本人もそれが間違っているとわかっているから
文章に自信がない
そのまま空中分解と行けばまだ格好もつくのだが
なぜか不時着してその場で脱出する


私が文章を書いている時は大抵こんなような描き方である
今だってなんでか知らないけど軍ばっか出てきたなぁと後悔している


この気分を文で書きたいくらいだ
書けけないけど


だから私は一つ策を立てることにした
段落わけで私は悩むのだ

いつも戻って何書いてるか分からない迷路に迷い込むのだ
そうなのだ

きっとそうなのだ

だから私は段落を気にしないで書くために
一切書かれている文章の画面を見ない


音声認識ソフトで書いたのは真っ赤な嘘である