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文字を打つんが早くなるキーボード考

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原子レベルでの通電線を配置した電子回路が作れる場合
出来上がった集積回路よりも小さくなることはこの先
殆どなくなってしまう。

電子回路を構成している最小単位である線の細さ
その無駄を省くのが不可能になるからである。

それ以降は電子回路というもののルールを変更することしか
できなくなってしまうのだ。

それが理屈というものである。
キーボードにおいてボタンの配置というものが極限まで最小化された場合
人は言葉の選び方というものばかり考えることになる。

私達はなにを書くにも まず文字を文章の形に整えてから
それをキーボードに打ち込んでいる。

それは言葉ではなく結局のところ音の配列であることに変わりはない。
言葉ではなく音を打っているのだ。

思った出来事を音にしてそれをパソコンに伝えている。


だから私は音と言葉の結びつきのルールを変えてやればより早く
多くの言葉を打つことができるだろうと考える。
音と言葉は人間の中では深く結びついてしまっているものだ。
誰一人として言葉を音であると思いはしない。
言葉であると思っている以上は残念なことに
音であるものを変えてパソコンに打ち込むときには
こういう音の並びで教えてあげると早くなるとは考えず。
言葉ではないもので打てば早くなると思うのが普通だ。

つまり、方法そのものに言葉が音であるということを感じさせる
物を組み込んであればいい。

打ち始めようとするとまず言葉が音であると見えてしまう層
によって足止めされる状態。 それが好ましい。

音であったとしても具体的に素早いキーワード検索がなされる形
というものがどんなものであるのか明確ではないと思う

なにより、今現在素早いものと言えば予測検索という
機能であり、それはキーボードを打つという感覚よりも
頭文字を打つと出てくる言葉を先回りしてくれる、という
気付かぬ束縛である。 あの機能は言葉の表現をひどく狭くする。

とはいってもあんなものあろうがなかろうが人間は打てば打つほど
表現がよりせせこましくなっていくものだから責任転嫁ではあるのだが。

予測検索をよくみてみると前述の「言葉が音であると言える層」の存在が
確認できる。 つまり言葉の頭文字を打った時点で多くの語句が出てくる
という頭文字のみの部分だ。 「あ」という音から「あたりまえ」や「明日」「あからさま」「アーバンナックル」という想像を共有しにくいより曖昧になりがちな言葉が並べ立てられるのだ。
とはいえ この予測変換にも欠点が存在していることから
おそらくあの言葉を音にする層というのも結局はキーボードを打つこと
から違和感なく移行することができるであろう手法に必須であるという
だけのフィルターに過ぎない条件であるだろう。

言葉が音である考えをすっ飛ばした感覚による予測変換が
すなわち言葉を音に直していることと同じ意味であることから

キーボードは自身の言葉を音に変換することの手助けをする機器としての
向上を目指すべきであろう。

1行キーボードはおそらく流行るだろうが
形状的にスマホにしか使えない

っていうか1行もいらないと思う
速記用キーボードがあればそれでいいだろうと以前から思っていた。