アン・サリー問題(思い込みを想定する能)
心の理論と呼ばれる3つの要素がきちんと
習得できているかを確認するテスト
そのうちのひとつ「アン・サリー問題」
ふたなしのカゴに入っていなければ
普通はそのままどこかに探しに行くか
クレヨンをあきらめると思うのだが、
箱と答えれば能力不足になる。
イラストがなければ難解な文章読解問題にしか見えず
正しい結果を判断できているとは思えない。
このテストを6・7歳に図解なしで行えばいいとは
到底思えない。
Q.
アンとサリーが遠くにいた。
アンはクレヨンで落書きをしていてサリーはほったらかし
アンはサリーにクレヨンを借そうとはしない。
そのうちアンはクレヨンに飽きたのか
クレヨンをゴミ箱に投げ入れると部屋を出て行った。
サリーは悲しそうにゴミ箱からクレヨンを拾い
よくゴミをはらって元のクレヨンの箱に戻した。
サリーはクレヨンの箱のふたを閉じる。
するとアンが帰ってきた。
サリーはクレヨンの箱を大事そうに抱えると
アンが紙を持って帰ってきたのを知りながら
こっそりと見えないよう抱きしめた。
さて、アンはクレヨンを探すのにどこを見る?
これくらいでいいんじゃないだろうか
実際の問題文だとこうだ
(内容)サリーとアンの二人が部屋で遊んでいる。サリーは、自分のおはじきをかごの中に入れて部屋を出る。アンは、サリーが出ていった後、そのおはじきを自分の箱の中に隠す。
「部屋に戻って来たサリーは、まず、どこをさがすでしょうか?」
こちらのほうが読みやすい気がしてきた。