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【映画】リーカー ザ・ライジング【が襲ってくる】

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ハンニバルレクターが日本の間違った文化を日本人から
教わる映画にそっくりな名前ではあるが

これは「リーカー地獄のモーテル」という映画の続編である。

前作のファンからすればリーカーの続編というだけで
わくわくしてならない。 映画を見る前にレビューを見るのは
あまりいい出会いにならないので普段はしないが
今回は借りたまま返しそうになったので読んでみる。


【前作よりも面白い】

ここで私は閉じた。
さぁ面白い映画を見よう


あらすじ
マカリスター副保安官はパトロール中に通りかかった小屋から大量の死体を発見した。彼の懸命な捜査により犯人は捕まり、処刑され、事件は一件落着かに思われた。
それから長い時間がたった現代、ベテラン刑事となったマカリスターは強盗犯を発見するも、銃撃戦の末強盗犯は逃亡した。 マカリスターはその強盗を追うが、その先にはかつて彼がガス室送りにした大量殺人犯の影がちらついていた。

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リーカー ザ・ライジング
『リーカー ザ・ライジング』は、アメリカ合衆国の映画作品。 ウィキペディア
初公開: 2008年
監督: デイブ・ペイン
上映時間: 88分
DVD発売日: 2008年10月14日
制作費: 200万アメリカ合衆国ドル
ジャンル: 怪獣映画、 ホラー小説


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wikiではキャストの文字が真っ赤なくらいのB級臭
(キャストの文字が赤いのはページがあるけどなにも書かれていないって意味です)


さっそくこの映画の感想は

スプラッターだー! わーい!


と喜び勇んでみたものの前回よりもルールが緩い

生と死をさまよっている人々を死神が追いかけてくる
という単純ながら深みのあるストーリーラインは
前回から引き続き継承されているため見易くはなっている。

だが、死神はただの人間だったとカミングアウトされるわ
その割に知的とは到底言えない攻撃受けても死なないから
なんとかなるというごり押しで襲ってくるわ
当の生死をさまよっている側の人たちは前回と違って
頭が半分なくなっても「わぁびっくり」で済まして
なお生き続けようとしているため

元々ちょっと怪我しただけでも大騒ぎする
生き死にがかかっているのにどうしようもなくてパニックに
陥ってしまい結果現実でも死んでしまうという切迫感が消えている。

序盤で生きている間は連続殺人鬼だった人物も
その手口を映画内で見せていながら
死神に雇用された後はその個性を活かしてくるかと
期待したがそれもなく、ただ主人公達にカメラの中心を明け渡して
居なくなってしまった。

前作、地獄のモーテルと同様に主人公達の一人として
5感の1つを失っているキャラクターが登場しているのはよかった。

前回は目 今回は嗅覚
でもどうやら嗅覚異常の差別ネタをスレスレでしない
という芸当は思いつかなかったようで
最終的には「鼻が取れちゃったり」「被害妄想で匂う」ように
全員鼻が利かないんじゃないだろうかという疑問を持たせるに終わった


というか目と違って嗅覚はみている側も感じないので
感じる人間のほうが差別対象である。

せっかくの死神の個性も殺すわ メインキャラの設定も剥がすわ
惨憺たる結果なリーカー ザ・ライジングではあるが
前作 地獄のモーテルに出てきた死神がちゃっかり登場していたり
全身黒こげや鼻と頭が取れちゃった生存者の掛け合いが面白かったりと
内容予習しないで楽しめる作品という意味では
前作よりも万人受けすることのできるようになったいい作品だといえよう。

個人的には地獄のモーテルのほうが好き。