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なんかとなんかをつなげて幸せ

攻殻機動隊と赤ちゃん

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ゴーストインザシェルの元ネタ

精神医学用語
ゴーストインザナーサリイ 赤ちゃん部屋のおばけ


立てるようになる前の赤ん坊に対して
母親が負荷を感じてしまい
赤ちゃん部屋に行こうとするのをためらってしまう

といったような状況を指す言葉である。


”開かずの間”とか”読まないけど捨てられない日記”
そういった開けないが恐怖が中に入っている。
その中身はなにか?という哲学にひっかけたのだろう。

攻殻機動隊Ghost in the shellの場合ならば
殻の中に入っているのはゴースト(人格)と
すべてを機械化した体には自分と言えるものが少しでも
残っているのかという義体化の過程の透明度への恐怖を
赤ん坊の部屋にいけば大泣きする彼ないし彼女を
説得する作業を行う自分を思い出して
「自分が来たのにまだ主張をやめないのはなぜなのか」
という解けない疑問と同化した赤ちゃん部屋への
恐怖と構造的に似ているじゃないかという風につなげてみせたのだろう。

だけど実際に感じる怖さは
赤ちゃん部屋は泣きたくなるのはこっちだ!という
くらいに冷静さを欠くのに対し
ゴーストインザシェルは
お前実は脳みそ空っぽで全部機械化された
ロボットだったんだよ。気がつかないうちに
死んじゃってた気分はどんなの?
なんていう子供を作ってもないのに赤ちゃん部屋から
声がする程度の大したことのない恐怖である。

引っかけても完璧に同じとは思えない。
なんともオタクっぽい掛詞だ