記憶神殿考察野
閃くことを抑制することによって
人間はいつもよりも記憶力を落とすことが
できるようになる。
こう書いてしまえばそれはデメリットしか
存在しない、選択の上では忘却と焼却を
もとめることになりそうな話だが
これは記憶をなくすわけではなく
思い出す量を増やしているようである。
いくつかの閃きを平行して
思い出すことができる。
だがそれを同時に読むことができないうえ
それぞれ思い出している動詞が
どれを対象にすることで
意味を成すのかがさっぱりわからない。
よって、頭の中では
その閃きはこう称される
”集中できない、物事に身が入らない”