マグネットコート【論理的フローティング構造】
フローティング構造は現在円や球の形以外のものの形に
使うことができない。 ひとつの大きな球体に収まる形状でなければ
衝撃吸収にムラができてくる。
※グローブへの転用例
※単一フローティング構造
フローティング構造一つによって衝撃をすべて吸収することができるとは
言えないが、フローティング構造を完璧に球から離した形状へ変化させたまま
その吸収量を保つことができたならばグローブ上であっても
ゴムボールと同じだけの吸収ができる。
素材による衝撃吸収とは別の観点からフローティング構造を見る
論理的展開を持つフローティング構造
関節部分が存在する限りそれをフロートにすれば球体になる。
肥満になればなるほど指が太くその輪郭を隠していくのと同じく
衝撃を吸収しようとすればその部分は関節の可動範囲が狭くなるようだ。
例えば物を押すときは衝撃が吸収されていないからこそ
運動エネルギーが伝達される。
手袋のような形状で関節を持つものの衝撃を吸収してしまうと
物をつかむことが困難になってしまうものと考えられる。
繊細な作業と防護服は相対する存在であり、つまり論理的フロートは
文字通りプログラム制御のフロートオンオフをするチップということになる。
人間がスーツを着ることで強くなる鉄人構想には限界が存在するといえるわけだ。
残念ながら仮想世界とは違い現実での鉄人は衝撃を吸収する固い皮膚ではなく前後180度動く触手である。