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【生物学のあ】r淘汰(スタートアップで邪魔な者を消す現象)

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床に100個のビー玉を転がした。

おいた瞬間全部突然変異してうごめくビー玉になった。
しかもどうやら生殖して増えるようになったみたいだ。


ビー玉達はどんどん増え続ける。
がちんがちんと耳障りな音を立てながらぞっとする
スピードで数が増えていく。もうビー玉は球であることを
やめたらしい。 私はそっとドアを閉め部屋にカギをかけた。


さて、この時部屋を開けるの怖いけど我慢して開けた時
部屋が満杯になるまでどんなことがあったでしょう。



この仄暗い空間をまんじりともせず真顔で説明するのが
r淘汰である。 ロマンもへったくれもない。

この場合ビー玉達は部屋からいくつか逃れるだろう。
窓をわるか換気口からこぼれるか

その移動先でもこの部屋と同じように満杯になるまで
増え続けていくことになる。r淘汰は街中を転々と移動
しながら増え続けていく旧支配者的ビー玉の群が
密度に常に縛られながら仲間を殺さなければならない
状態を想像している。


移動しながらの増殖の場合、いろんな人のSAN値を削り
ながら増える。だが部屋の中で満杯になったビー玉達
とは環境が違うため性格も大きく異なるのだ。


部屋の中でひしめき合い外に出ることをしなかった
「ビー玉部屋種」達は少産、晩熟、世代時間の延長、
大型化、競争能力の増大の順で進化をしていく。

それに比べ「ビー玉こぼれ種」達は移動生活を強いられる
ため多産、早熟、世代交代の短縮、形状維持または小型化
という習性を持つ。

共食いするような恐ろしい生き物であっても
食べずに生きられるようなケイ素生物でも
これは空間の使い方への無意識な進化であるので
無関係にこれを習性としてしまうことになる。


ゾンビ物の感染拡大はr淘汰を採用した設定が
そろそろ出てくるべきではないだろうか。