【じしょ】アーノルド
アーノルド
どーなるの?
こうなるど!
こんにちは ダジャレから始まる
「世界のアーノルド」の時間です。
最終回の今日は3人のアーノルドに来てもらいました。
全員亡くなっていらっしゃるので一言も話しません。
今日のアーノルドの御三方は全員イギリス人でーす。
≪イギリス≫
上からトーマスとマシューとエドウィン
【トーマス】
トーマスアーノルドはイギリスで
ラグビースクールの校長として
公共教育を一新。
教育者でもあり同時に歴史家でもあった彼は
スポーツ史に名を遺した。
”マシューの父”
【マシュー】
で、これが息子のマシュー。
モミアゲは遺伝するんですね。
父の肖像画は耳を小さく書いてもらったことが
よくわかります。
マシューアーノルドは詩人であり
同時に批評家でもあった。
批評の対象がちょっと変わっていて文明。
文明を批評する。
今いたら
スマホのネットコミュニティによる
教養の尊厳死と信仰の死とか書き出すような人。
とにかく父がパブリックスクール校長だったから
信仰心が強い。 著書に「教養と無秩序」「マシュー・アーノルド詩集」
【エドウィン】
若いトルストイみたいにみえたが純血イギリス人。
それどころか彼は「サー」がつく。
ナイトの称号を持ったイギリス人で
親日家でもある(ただし明治時代)
わざわざ日本にまで来て
慶應義塾の客員講師になったくらいである。
と言っても親日家で日本の海外文化との
橋渡しをした人間というわけではなく
福沢諭吉に援助をしてもらって
日本に住み仏教や東洋の宗教について
論評してまわった冒険者のようだ。
彼は来日歓迎晩餐会の席上で
「日本は”地上で天国あるいは極楽”に最も近付いている国だ。」
と表現し今後日本が戦争にうつつをぬかすことを
暗にあてている。歯に衣着せたお世辞にも聞こえるが。
日本滞在中に3人目の奥さんとして日本人と結婚している。
「おしまい」