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なんかとなんかをつなげて幸せ

頭の中で宮殿作れた

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頭の中に宮殿。



頭上に浮かぶ雲を模したようなイメージをすると
頭の中に宮殿があるという考え方に実がつくだろう。

実際、頭の中には小部屋がひとつあれば事足りてしまう
わけだが、小部屋という割に冷蔵庫と大草原が
自室に納まる究極空間では頭の中の小部屋という
表現は違和感を感じるものになるだろう。

はじめは文章を作ることを目的としていた。

私は文章を書こうとしても
すぐに脱線してしまう癖がある。

それは多くの人が私の文章を読んで指摘したからではなく
脱線したことを異常に気にする文章をたくさん読んできた
からだが、私はその踊りにも似た脱線を気にする文章の
書き方をやめることができない。未だに踊り続けている。

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photo by Wattman (trams, treinen, etc)


脱線を回避するためには書こうとしたことと
書いていることをすべて記憶し頭にとどめればよい。

書いたことをすべて記憶するとどうなるのか。
それはまるで夢のような文筆作業にちがいない。
平時なら、
書きたいことを頭の中で作って
それを一字一句間違えず打ち込む。

それは記憶しているものをそのまま打つようなものだ。
テレビで海外ドラマでも見ながらバタバタ打ってればいい

もはやそれは書いているというよりうつしている
書いた記憶すらおぼろげに違いない。
サランドル刑事の声優は誰がいいかななんて
思っている記憶の方がはっきりしているだろう。
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photo by laverrue

真面目に書いている方法も楽しそうだ。
書かれた話題から次の話題へ移ろうとする場合
次に何を書けば話が進むのか迷ってしまう時がある。

それは作文以前の問題で、そもそもそんなもん
考えずに書くのが文の分泌、文筆作業ではあるが
それは推敲という作業を必ず行いますという
宣誓証言とそれを守るリテラシーが前提となっている。

もしも推敲せずに完成!とでも叫ぼうものなら
当然、展開のないやっかいな氷の塊のような
読みにくいものができあがることだろう。

読もうとしてもそっけなく冷たい。
理解するには固い文で、内容は滑っている。

推敲をしないためには話の進む方向を
適宜考えながら進んでいかなければいけない。

だが書いたことを記憶している場合、
そもそも初めに書き出した文章の進めたい方向を
完璧に覚えている。 
おぼろげながら「これ」書きたかった!
という迷子は書き出した理由を
椅子に座ったから。とかテレビ見てなんか思いついた。
といった内容での把握をしているが

全部覚えている場合にはそれがない。
なにせさっき書いている途中で思っていた
進めたい方向が分かっている。


これなんだっけ?は当然これ関係ないから捨てよう
という目的のある考え方ですすんでいく。

夢の話はこんなもんだ。
記憶を重ねればきっとこんなことができる。

できたらいい。

自信がなくなってきたが
私はそんな理由で頭の中に小部屋を作ろうと思った。