たったひとつの冴えたやり方（死なないバージョン）

本を改造して入れ物にするスパイグッズがある

本型の小物入れという感覚で作ることができるが
既存のものではそれなに持ってるの？と言われた時
しどろもどろになる

自分では本型の小物入れだと言ってるつもりなんだろうが
相手には本で小物入れという意味がわからず
どうせ口を閉ざすのだ

この本型の小物入れ
何か隠したいものを常に持っておきたいご友人方には
非常に便利なものである。

いつも本を一冊懐に持っておく感覚で複数のものを持ったまま
出かけることができる優れもの

正直かばんというのは私の想像からは外れたもので
どんな時にどんな顔してかばんなんて持てばいいのかわからないでいる

かばんは私が6つのころから持ち続けているわけだから
想像できないはずがないのだが…

ランドセルなら背負っても違和感なく歩けるかもしれない

だが、残念ながら危険を好む性格の持ち合わせはないので
他の物を探そう

女性はかばんがよく似合う
トートバッグポシェット肩掛け、いろいろ種類はあるが
彼女たちがかばんを持つならばそれがポリ袋であっても似合う

女性がかばんを持つ姿は容易に想像できるからだ
だが男はそうでもない

持てる鞄はせいぜいジュラルミン、革、ポリエチレンの
形は同じビジネスバッグ

人が気が付かないところでオシャレをするのが
大人の男の身だしなみ

理解できないのはただのガキなんてのが以前の風潮だろう
今はそのガキで吹っ切れたようなのが多い

似合わない鞄を持つのが男のおしゃれなんてことにならないように
新しい小物入れが必要だとは思わないか

女性には鞄に小物入れに化粧ポーチ財布、カラフルなものから
人型までどんなものでもファッショナブルである

小物入れを持ち歩こうとするとやはりベースは黒である
丸っぽくない四角く角ばった攻撃的な形状を持ち
物を入れる場所が必要だから厚みがあるもの…

本型小物入れは男性の必須アイテムじゃあないか

女性はバッグ　男性はスパイグッズである

しっくりくる

本の表紙を好きな本のものに変えておき
物を出すたびにスッとその本を出す

電車内で荷物を広げるようなあほな真似も抑制される

私もポケットサイズの単行本でどうでもいい本をくりぬいてみようと思う

血涙を流しながらラノベをくりぬけば
痛本型小物入れ

あれこれデジャヴ