【生物学】愛情
愛情という問題は人間しか持たない感情である。
生物学ではそれを事実とする話として猿を使った。
猿に愛情はあるのか。
動物にもしも愛情があれば人間に最も近い猿が持つはずだ。
そこで猿の親子を用意し2人をバラバラにわけた。
生後間もない赤ん坊は猿の胸に抱えられ
どこへ行くにもぶら下がってついていく。
それをひきはがした。
そして親には針金でできた猿の人形を 子供には新しい親を
それぞれにあてがう。
もしも愛情があるのならきっとお互いを恋しく思うはずだ。
実際は親は針金細工を子と思いどこへいくにも
ぶら下げて時間が来れば乳をやった。
子は新しい親に甘えてみせた。
このことから生物学では人間以外愛情を持たないことになった。
ペンギンがほかの成鳥から我が子を守るのも
ただの独占欲だし、カッコウに托卵された親鳥が
卵のすり替えに気が付いた時その卵をすべて地に落とすのさえ
攻撃性が高まったとするのが正しい生物学だ。