雨に唄えばただし台風暴風圏みたいな
台風が来ていると誰しも雨が降って外には出られないと思いがちだ
しかも風が吹いているとなると傘も差せない
普段は雨が振れば傘を差せばいいという観念が崩れ去ってしまうわけだ
このさっきまでの常識が崩れ去ってしまった
という感じの文章をまともに一度でいいから書いてみたい
私が覚えているのはああ、そういうのが描きたかったんだろうな
と思えるだけの失敗作だらけだ。主に戦争を扱った作品に多い
ラノベ、純文学どれにおいても失敗失敗失敗ばかりである
成功例は映像作品でしか見たことがない
ああそういえばショックが与えられる文章と言えば怖い話だから
怖い話のどんでん返しを利用してみることにしよう
台風が来ていると誰しも雨のせいで外には出られないと思いがちだ。
窓から外を見ると案の定水たまりに波紋が円を描けないほどにひしめき
あっていて外は有象無象がひしめき合う水の中であるとわかるものだ。
ドアを開ければ水の塊が外を覆っているかのように
すぐさま服がずぶぬれになる。まるで汗の染みいるのが
早くなってしまったかのように足元から水を見ずにずぶずぶと溺れていく
私はなぜか、傘を差していない。
家を出た玄関先にいるが、傘はもういらないのだ。
意味が分かると怖い話になってしまった。
というかなんだこれ
実際台風の中ケンタッキーフライドチキンを買いに行った
敬老の日だというし孝行しなければなるまい。
メガネで杖をつき汚れる白い服を着た七三白髪の人形が相手だ